「ワイヤ放電研削」の版間の差分
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放電加工の一方式で、ガイドに沿って移動するワイヤの、ガイドに接する部分またはその近傍部分を電極として用い、放電により工作物を成形する方式である(図1)。加工液は掛け流す場合と、加工部分を浸漬する場合がある。工作物の回転の有無や数値制御による移動などで種々の形状加工ができる。ワイヤはワイヤ軸方向に移動するので電極消耗の影響を受けない。また、ワイヤ放電加工と異なりワイヤの振動やたわみの影響も受けないので、高い加工精度を実現できる。一方、電極が細いのであまり大エネルギのパルスを加えることはできないので、主として微細加工に適用される。微細加工用の放電加工機において微細な電極の機上成形用としてこの機能が搭載されることが多い。<BR> | 放電加工の一方式で、ガイドに沿って移動するワイヤの、ガイドに接する部分またはその近傍部分を電極として用い、放電により工作物を成形する方式である(図1)。加工液は掛け流す場合と、加工部分を浸漬する場合がある。工作物の回転の有無や数値制御による移動などで種々の形状加工ができる。ワイヤはワイヤ軸方向に移動するので電極消耗の影響を受けない。また、ワイヤ放電加工と異なりワイヤの振動やたわみの影響も受けないので、高い加工精度を実現できる。一方、電極が細いのであまり大エネルギのパルスを加えることはできないので、主として微細加工に適用される。微細加工用の放電加工機において微細な電極の機上成形用としてこの機能が搭載されることが多い。<BR> | ||
加工原理は放電加工そのものだが加工形態や加工できる形状が研削と似ていることからこの名称が与えられている。<BR> | 加工原理は放電加工そのものだが加工形態や加工できる形状が研削と似ていることからこの名称が与えられている。<BR> | ||
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+ | <ref>増沢隆久, 藤野正俊, 小林一也,マイクロ放電加工の高精度化(第1報)−走行ワイヤによる自動電極成形−,昭和59年度精機学会秋季大会学術講演会論文集,pp. 359-360,1984.</ref> | ||
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+ | 発展型として、回動する棒状のワイヤガイドを用いてエンドミル加工と類似の加工を行うものがあり、これはワイヤ放電ミーリングと呼ばれている[3] [4]。<BR> | ||
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2016年1月8日 (金) 13:33時点における版
ワイヤ放電研削(Wire electro-discharge grinding, 略称WEDG)とは、ワイヤを電極として用いる放電加工の一種である。
目次 |
詳細
放電加工の一方式で、ガイドに沿って移動するワイヤの、ガイドに接する部分またはその近傍部分を電極として用い、放電により工作物を成形する方式である(図1)。加工液は掛け流す場合と、加工部分を浸漬する場合がある。工作物の回転の有無や数値制御による移動などで種々の形状加工ができる。ワイヤはワイヤ軸方向に移動するので電極消耗の影響を受けない。また、ワイヤ放電加工と異なりワイヤの振動やたわみの影響も受けないので、高い加工精度を実現できる。一方、電極が細いのであまり大エネルギのパルスを加えることはできないので、主として微細加工に適用される。微細加工用の放電加工機において微細な電極の機上成形用としてこの機能が搭載されることが多い。
加工原理は放電加工そのものだが加工形態や加工できる形状が研削と似ていることからこの名称が与えられている。
もともと微細なピンの成形用として開発された手法であるが
[1]
[2]、
発展型として、回動する棒状のワイヤガイドを用いてエンドミル加工と類似の加工を行うものがあり、これはワイヤ放電ミーリングと呼ばれている[3] [4]。
図表の追加
また、写真や図面を利用する場合は、適切なサイズを用いたサムネールを設定し、枠を画面の右側に配置することをお勧めします [3]。
関連項目
外部リンク
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引用
- ↑ 増沢隆久, 藤野正俊, 小林一也,マイクロ放電加工の高精度化(第1報)−走行ワイヤによる自動電極成形−,昭和59年度精機学会秋季大会学術講演会論文集,pp. 359-360,1984.
- ↑ T. Masuzawa, M. Fujino and K. Kobayashi, Wire Electro-Discharge Grinding for Micro-Machining, Annals of the CIRP, Vol. 34/1, pp431-434, 1985.
- ↑ 本テンプレートにもありますが、セクションの冒頭にリンクを作成することで文章がうまく図表の左側に回りこみます
- ↑ 架空のリンクです
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