用語

2.精密加工

磁気研磨

磁気研磨 ( Magnetic Abrasive Finishing ) は、磁気力を加工力として利用する精密加工法である。 磁場に感応する磁性砥粒(例えば、鉄粉などの磁性粒子と研磨材)、あるいは磁性工具と研磨材を用い、磁場から受けた磁気力...続きを読む
2.精密加工

磁気粘弾性流体研磨(MRF)

磁気粘弾性流体(MRF)とは、磁場の作用によって微粒子状の磁性体と研磨剤を含んだ流体に粘弾性を持たせた状態をいう。MRFは磁気粘弾性流体研磨 ( Magneto-Rheological Finishing ) の頭文字で、磁気粘弾性流体を用...続きを読む
2.精密加工

触媒表面基準エッチング(CARE)

触媒表面基準エッチング ( CAtalyst-Referred Etching; CARE ) 法は、機械的な基準面を備えた化学研磨法である。基準面となる触媒表面に接触した被加工物表面凸部のみで生じる化学エッチングを用いることから、高効率か...続きを読む
6.材料・表面プロセス

真空紫外光

真空紫外光 ( Vacuum Ultra-Violet Light ) とは、一般的に波長10-200 nm範囲の紫外光である。 詳細 呼び名の由来は、この波長範囲の光は大気に吸収されてしまうため真空中でのみ長距離の伝播が可能となることにあ...続きを読む
用語

真実接触面積の測定

図1 真実接触面積の概略見かけの接触面全体にまばらに分布する。  真実接触面積 ( Real Contact Area ) とは、見かけの接触面積のなかで本当に接触している微細な接触面積のことである。図1に真実接触面積の概略を示す。接触面全...続きを読む
4.精密計測

スティッチング測定

スティッチング測定 ( Stitching Measurement )とは部分測定を合成して全体形状を得る測定方法である。測定領域を拡大するだけでなく、被測定物の形状自由度を拡大し、測定精度の向上も可能なことが示されている。 詳細 経緯  ...続きを読む
4.精密計測

ステレオビジョン

ステレオビジョン ( Stereo vision ) とは、ステレオ視とも呼ばれ、異なる視点で撮影された2枚以上のカメラ画像を用いて、被写体(3次元物体)までの距離と姿勢などの3次元情報を復元するセンシング手法の一種である。 詳細 図1 ス...続きを読む
4.精密計測

寸法効果

寸法効果 ( Scale effect ) とは幾何学的に相似な物体において、作用する力等の特性が寸法変化によってどのように変化するかを示したものである。 詳細 スケール効果あるいはスケーリング則とも呼ばれる。幾何学的に相似な物体において、...続きを読む
2.精密加工

成形接合

成形接合 ( Molded direct joining ) とは、金属表面の微細構造創製技術と成形技術を利用した、金属とプラスチックの直接接合技術のことである。 詳細 背景 軽量化に向けて、様々な金属部品が樹脂に置き換えられつつある。しか...続きを読む
5.人・環境工学

生体力学

生体力学( biomechanics ) とは、生体の構造や運動を力学領域から解明したり、あるいは解明した結果を医学や工学の技術開発に応用したりする学問領域である。 詳細 背景 近年日本が世界で最も早く高齢社会へと本格的に移行するといわれ、...続きを読む
4.精密計測

精度鈍感機構

精度鈍感機構 ( Insensitive mechanism for manufacturing error ) とは精度(加工誤差等を含む各種の誤差)の影響を受けにくい機構のことである。 詳細 誤差鈍感機構とも呼ぶ。いわゆる精度(加工誤差...続きを読む
3.メカトロニクス・精密機器

精密位置決め

精密位置決め ( Precision Positioning ) は、テーブルや工具などの対象物の位置を「精密」に制御することであり、精密機械分野でよく用いられる用語である。この分野では、「精密」に特別な意味を付加して用いられ、「位置決め」...続きを読む
1.設計・生産システム

精密工学

精密工学( Precision Engineering ) は、精密で精度の高いモノの設計、加工、計測、作製などに関する技術・方法論を論じる学問であり、機械、電気、電子、光学、情報などの分野を広く横断的に扱う工学である。 詳細 精密(pre...続きを読む
2.精密加工

切削

切削 ( Cutting ) とは、工作物に対し切り込みを与えた工具を工作物と相対的に移動させ、工具刃先で工作物の一部を切り屑として変形分離し、希望する形状・寸法・表面を持つ工作物を得る加工である。 詳細 図1 ブロック図 切削加工は非常に...続きを読む
2.精密加工

切削油剤

切削油剤 ( Cutting fluid ) とは、金属などの切削加工を行う際に、工具ならびに被削材の潤滑や冷却、切りくずの排出性向上などを目的として使用される油剤の総称である。 詳細 18世紀中期の産業革命時頃から使用が開始された切削油剤...続きを読む
2.精密加工

セラミックスの放電加工

セラミックスの放電加工 ( Electrical discharge machining of Ceramics ) とは、電気的導電性あるいは絶縁性を有するセラミックス材料に対する放電加工法である。 詳細 放電加工において、加工が可能な材...続きを読む
6.材料・表面プロセス

大気圧プラズマCVD法

大気圧プラズマCVD法 ( Atmospheric-pressure Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition ) は、大気圧下で発生させた反応性プラズマを用いるプラズマCVDの一種である。大気圧プ...続きを読む
6.材料・表面プロセス

大気圧プラズマ化学輸送法(APECT)

大気圧プラズマ化学輸送法 ( Atmospheric-pressure Plasma Enhanced Chemical Transport:APECT ) は、粘性流反応性プラズマ中で生成される高密度な反応性ラジカルと固体原料の化学反応に...続きを読む
1.設計・生産システム

大規模環境レーザ計測点群処理

大規模環境レーザ計測点群処理は、大型設備や構造物、市街地や自然環境のレーザ計測で得られた点群を、対象の保守、検査、計画、維持管理に活用するためのデータ処理技術である。 詳細 大規模環境レーザ計測技術の利用 数十メートル先から数キロメートル先...続きを読む
2.精密加工

単発放電

単発放電 ( Single Discharge ) とは、ただ1回の放電現象のことをさす。 詳細 図2 炭素鋼(+)側に生成した放電痕 図1 炭素鋼(―)側に生成した放電痕  絶縁液中で電極と被加工材を数~数十µmの間隔で対向させ、パルス電...続きを読む