バニシング加工

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バニシング加工(Burnishing)とは,切削加工された粗い面を持つ工作物に対し,高硬度材でできた円筒あるいは半球形状の工具を押し付け,押しならすことで滑らかな仕上げ面を得る加工法である.これは,工作物表面の微小な塑性変形を利用した仕上げ加工法であり,バニシング加工法自体は古くから知られている.

目次

詳細

Fig. 1 Principle of burnishing
Fig. 2 Tip burnishing tool
Fig. 3 Lase microscopic image of cross section of SUS306 workpiece

  図1は,チップ式バニシング加工の原理図を示している.ローラ式バニシング加工は,バニシングツールが加工時に工作物の回転に伴って回転するのに対し,チップ式バニシング加工では回転しない.チップ式バニシング加工は,工作物に対し一定の押し込み量を与えることで生じる押し込み力によってバニシング加工を行っている.この押し込み力を工作物の硬度に合わせて制御することで,仕上げ面の粗さと表面形状を制御する.

  使用するバニシングツールは,図2に示すように専用の工作機械を必要とせず,汎用旋盤やNC旋盤に取り付けて使用することが可能である.

  バニシング加工後の工作物表面には強い圧縮残留応力が付与されており,図3に示すように,工作物表面にバニシングによる改質層が生じる.これにより表面硬度の向上や耐摩耗性や疲労強度の向上といった表面改質硬化が得られる.

関連項目

外部リンク

株式会社スギノマシン 「スパロール」加工とは?

引用