「フェムト秒レーザ」の版間の差分
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− | [3] S. Maruo, et al., Opt. Lett., 22 (1997) 132. | + | :[3] S. Maruo, et al., Opt. Lett., 22 (1997) 132. |
− | [4] S. Kawata, et al., Nature, 412 (2001) 697. | + | :[4] S. Kawata, et al., Nature, 412 (2001) 697. |
2018年12月5日 (水) 09:46時点における最新版
フェムト秒レーザ ( femtosecond laser ) とは,パルス幅が10-15秒オーダの超短パルスレーザである.計測や微細加工分野への応用が報告されている.
詳細
- フェムト秒レーザ
- パルス幅10-15秒オーダの超短パルスレーザである.Ti/Sapphireレーザや,Er,Ybドープファイバレーザがあり,計測や微細加工分野への応用が報告されている.
- フェムト秒パルス
- 共振器内のモード同期により生成される.これは,図1に示すように,位相関係が固定された複数のモードを共振器内で同期させることによって,超短パルスが生成される.Ti/Sapphireレーザにおいては,チャープパルス増幅を用いて低エネルギーのフェムト秒レーザパルスを増幅する.具体的には,低エネルギーのフェムト秒レーザパルスのパルス幅を伸長し,それを増幅した後,パルス圧縮器を用いて再びフェムト秒パルスを生成する.
- フェムト秒レーザパルス
- パルスエネルギーが小さくとも,時間的に光子密度が高い.電子-光子緩和時間(~10-12sオーダ)より短いパルス幅を有しており,熱拡散の小さなアブレーション加工への応用が報告されている[1].更に,集光することによって時間的・空間的に高密度化されたパルスは,非線形光学効果を誘起し,透明材料内部への加工[2]や,3次元光造形への応用も報告されている[3, 4].
引用
- [1] B. N. Chichkov, et al., Appl. Phys., A63 (1996) 109.
- [2] K. Hirao, Ceram. Jpn., 30 (1995) 689.
- [3] S. Maruo, et al., Opt. Lett., 22 (1997) 132.
- [4] S. Kawata, et al., Nature, 412 (2001) 697.